尋常性白斑|飯岡形成外科ひふ科|桜井市の形成外科・皮膚科

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形成外科・皮膚科 PLASTIC SURGERY

尋常性白斑について

尋常性白斑とは

尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)は、皮膚の色が白く抜けてしまう病気の中でもっとも多い疾患とされています。 全人口の0.5~1%で尋常性白斑があるとされており、白い部分の拡大スピードが速くなったり遅くなったりを繰り返しながら徐々に進行します。自然に治ることはあまりないため、治療を行う必要があります。

尋常性白斑の症状

尋常性白斑は3つの症状に分けられます。

1.分節型
通常は顔の片側にできますがごくまれに両側性にでることがあります。尋常性白斑の5~27.9%を占めるとされ、尋常性白斑のなかでも発症年齢が低く、白毛を伴いやすいのが特徴です。顔面に好発し、ほぼ半数が顔面に白斑を生じます。

2.非分節型
白斑が狭い範囲に一つ、もしくは数個できてしまいます。

3.汎発型
汎発性も場合、からだのあちこちに白斑ができてしまいます。尋常性白斑の半数以上を占めます。白斑は体幹と顔面にもっとも出現しやすく、次いで頚部、手、四肢に多くでます。

尋常性白斑の原因

明確な原因は分かっていませんが、自己免疫(自分自身の組織に対して免疫が攻撃的に作用すること)が破壊され、発症するといわれております。
また、自律神経の乱れによって末梢神経機能が低下し、白斑ができるとされております。

日常の注意点

白斑部には、特に日焼けには注意し、日焼け止めをしっかりと塗ることが必要です。 他の全身疾患を合併することもあるので医療機関を早めに受診しましょう。