やけど|飯岡形成外科ひふ科|桜井市の形成外科・皮膚科

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形成外科・皮膚科 PLASTIC SURGERY

やけどについて

やけどとは

やけどとは、高温により皮膚組織に炎症が起こる状態を指します。正式名称は「熱傷」と呼ばれます。一般的には火や熱湯、ストーブなどの高温なものが原因とイメージされがちですが、湯たんぽ・こたつなどの比較的低温で生じるやけどもあります。低温やけどは、見た目に反して、深くまでダメージを負っている状態ですので、治療に長期間を要します。

やけどの症状

皮膚のどの程度の深さまで損傷したかで、症状が異なります。

Ⅰ度熱傷:表の損傷です。軽い痛み・痒み・赤みを伴います。

Ⅱ度熱傷:真皮までの損傷です。水膨れなどが生じます。Ⅱ度熱傷は浅いSDBと深いDDBに分けられDDBの場合は傷跡を残します。

Ⅲ度熱傷:皮下組織まで損傷した状態です。痛みの感覚はなく、治癒までに長期間(一ヶ月以上)かかる場合が多いです。

やけどの原因

熱を発するものは全てやけどの原因となります。熱湯、油などの液体や、ストーブな、こたつなどの暖房器具、アイロン・電気ケトル・炊飯器などの電器製品が多いです。
また各種化学物質や電気による皮膚損傷も広義の熱傷に含まれます。また、電気毛布、湯たんぽ、使い捨てカイロなどを就寝中に使用すると低温やけどの危険性があるので、十分気を付けましょう。

日常の注意点

高温でのやけどに加え、低温熱傷にも注意が必要です。こたつ・湯たんぽ等比較的低い温度でも、長期間の使用でやけどになる可能性があります。低温やけどは、比較的深い火傷になりやすいため、注意してください。やけどとなってしまった場合には、流水で10~15分程度しっかりと冷却してください。痛みを抑えることに加え、やけどの進行を抑える効果も期待できます。