「初めてピアスを開けたいけれど、どこに行けばいいの?」 「友達は自分で開けているけれど、市販のピアッサーって本当に安全?」
新生活のスタートや自分へのご褒美として、ピアスの穴あけ(ピアッシング)を検討する方はとても多いです。
しかし、いざ開けようと思うと、痛みのことやアフターケア、肌トラブルへの不安が尽きないのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、ピアスの穴あけは医療行為であり、皮膚科や形成外科などの病院で行うのが最も安全です。
今回は、なぜセルフピアッシングにはリスクがあるのか、病院(皮膚科)で開けるメリットや失敗しないクリニック選びのポイントまで徹底的に解説します。
- 自分で開けるのは危険?セルフピアッシングの3大トラブル事例
市販のピアッサーやニードルを使えば、安価で手軽に穴を開けられるように思えるかもしれません。
しかし、医療知識のない状態でのセルフピアッシングは、後々取り返しのつかない肌トラブルを引き起こすリスクと隣り合わせです。
当院を受診される患者様にも、自己流で開けて後悔されている方が多くいらっしゃいます。代表的なトラブル事例を見てみましょう。
① 斜めに穴が開いてしまい、ピアスが通らない
鏡を見ながら自分でピアッサーを押し込んでも、耳たぶに対して完全に真っ直ぐ針を貫通させるのは至難の業です。
斜めにホールが作られてしまうと、表の穴から裏の出口へうまくピアスが通らなくなったり、常に皮膚が引っ張られて痛みが続いたりする原因になります。
② 不衛生な環境による「細菌感染」と「化膿」
手指や耳、器具の消毒が不十分な状態で穴を開けると、傷口から細菌が侵入します。
数日後に耳たぶがパンパンに腫れ上がったり、黄色い膿(うみ)やズキズキとした痛みが止まらなくなったりして、結局ピアスを諦めて病院へ駆け込むケースが後を絶ちません。
③ 金属アレルギーの発症とケロイド化
市販の安価なファーストピアスには、ニッケルなどのアレルギーを起こしやすい金属が含まれていることがあります。
また、傷口の治りが悪い状態のまま放置すると、皮膚の組織が過剰に増殖して赤く盛り上がる「ケロイド」に変形してしまうこともあり、こうなると外科的な治療が必要になります。
- ピアスの穴あけは何科?皮膚科・形成外科で開ける決定的なメリット
ピアスは体に「傷」を作り、そこに異物を定着させる行為です。
だからこそ、皮膚と解剖学のスペシャリストである医療機関にお任せいただくのが一番です。病院(特に皮膚科や形成外科)で施術を受けることには、以下のような大きなメリットがあります。
- 徹底された無菌管理と医療用器具
- クリニックでは、完全に滅菌された医療用のピアッシングシステムを使用します。一瞬で正確に穴あけができるため、出血や痛みを最小限に抑えられます。
- 金属アレルギーを起こしにくい「ファーストピアス」
- 医療機関では、アレルギーのリスクが極めて低い純チタン製や医療用プラスチック製のファーストピアスをご用意しています。軸(ポスト)も長めに設計されているため、施術後の腫れにも対応できます。
- 万が一の肌トラブルにも「その場」で対応できる
- 万が一、開けた後に赤みや痒みが出ても、すぐに抗生物質の軟膏や内服薬を処方できるのが医療機関の強みです。保険診療でのスムーズなアフターケアが可能です。
- 失敗しない!ピアスの病院選びのポイント
「どこの病院でも対応は同じ?」と思われるかもしれませんが、納得のいく仕上がりにするためには以下のポイントをチェックしてクリニックを選ぶのがおすすめです。
点①:耳の形に合わせた「位置」を丁寧にカウンセリングしてくれるか
ピアスの位置は、その後のファッションの幅を左右します。
耳たぶの厚みや形、普段つけたいピアスのデザイン(フープや大ぶりなものなど)を考慮し、最適な位置を一緒にシミュレーションしてくれる医師・スタッフのいる病院が理想的です。
点②:軟骨ピアスなど、開けたい部位に対応しているか
耳たぶ(ロブ)だけでなく、ヘリックスやトラガスといった「軟骨ピアス」を希望する場合は、必ず事前に対応しているか確認しましょう。
軟骨は硬く、血流が乏しいためトラブルが起きやすい部位です。確かな技術を持つ形成外科や皮膚科での施術が必須となります。
点③:料金体系が明確であるか(初診料・薬代の有無)
「ピアスを開ける費用」だけでなく、ファーストピアス代、万が一の消毒薬や消炎薬の処方代が含まれているか、事前に確認しておくと安心です。
💡 まとめ:最初の穴あけこそ、一生モノの安心を
ピアスホールは、一度完成すれば一生付き合っていく大切なものです。
セルフで開けてトラブルに悩み、何度もやり直すことになるくらいなら、最初から医療機関で安全かつ綺麗に開けるのが一番の近道といえます。
当院では、患者様お一人おひとりの耳の形やご希望を伺いながら、最適な位置へのピアッシングを行っています。
痛みが心配な方への配慮や、万全のアフターケア体制を整えておりますので、まずはお気軽にご相談ください。